04/12/12 (Thu)
食品の放射能データ検索と新基準値
早野先生のツイログをのぞいたら、すばらしいものが紹介されていました。厚生労働省が発表した食品中の放射性物質検査の結果を新しい順にぱぱっと出してくれる、「食品の放射能データ検索もどき」です。この「新しい順」というのが新しいのです。(つ、つまらん…) 好きな条件を入れて「送る」ボタンを押すと、下のような表が出てきます。気になる産地や食品の最新情報を簡単にチェックできるので、本当に便利です。




ちなみに、久しぶりにNHKの「かぶん」を読んでいて、気づいたことを2つほど。まず、アメリカとEUの基準値はそれぞれ1200ベクレルと1250ベクレルで、日本の新基準値の100ベクレルよりも相当高いのですが、だからといって「欧米よりも厳しい水準なので食べ物に注意する必要はない」と考えるのは間違い、という点。

私も去年、欧米の基準値が高いことを知って、じゃあ長年アメリカに住んでいた自分はすでに相当量のセシウムを摂取しているのか、それとも、これは何らかの有事における上限という意味合いが強く、実際の含有量は基準値をはるかに下回るのか、どっちなんだろう?と疑問に思っていました。

「かぶん」によれば、これはやはり核戦争などの非常事態に「備えた」数値であって、流通する食品全体に占める汚染の割合は日本よりも低く見積もられていることがわかりました。(日本の50%に対して、アメリカは30%、EUは10%) つまり、今の日本の食品はかなり広い範囲で汚染されてしまっているので、年間の合計を一定の水準以下にとどめるには、個々の数値を低めに抑えておかなければならない、ということですね。

もう1つは、例えばベラルーシでは、乾燥キノコが2500ベクレル、生キノコが370ベクレル、牛肉は500ベクレルなど、一部の食品の基準値がやはり日本を大きく上回っているのですが、これは同国民の消費量が多い食品の数値を低めに、少ないものを高めに設定しているためで、年間で1ミリシーベルトを超えないようにしているのは日本と同じだそうです。

どこの国でも1年あたりの基準値は同じで、食生活の内容や汚染の度合いに応じて個々の数値が設定されているに過ぎず、逆に言えば、個々の数値を単純に比較するのは適切ではないということですね。