04/13/20 (Mon)
重要なのは入院患者数と死亡者数 — 新型コロナウイルス その3
毎日毎日新型コロナウイルスのニュースが山のように出てきますが、その多くは「感染者数がどこで何人増えた」というもの。

でも本質的な問題が、①医療崩壊、②①に伴う死亡者の増加、の2つだと考えると、「ベッドの使用数」、「最終転帰*に占める退院者と死亡者の割合」(*病気が進行して行きついた結果。つまり退院か死亡か)、「死亡者の増加ペース」を見るのも重要だと思います。

厚生労働省のサイトでは、「感染者=患者+無症状病原体保有者+陽性確定例(症状の有無を確認中)」としており、入院しているのは患者のみと想定すると、「患者ー(退院者+死亡者)」の数が入院者数(=ベッドの使用数)と考えられます。下のチャートにあるように、これは現在すでに3,500人を超えています。



次に、致死率(=死亡者/感染者)は感染拡大が続いている現時点ではまだ不明ですが、「最終転帰に占める退院者と死亡者の割合」とその変化を見れば医療の状況がある程度把握できます。Worldometer によれば、医療崩壊した国ではこれらの割合が6:4または5:5近くになってしまっていますが、日本は13日現在で88.7%:11.3%です(日本の数字は厚生労働省のデータに基づく)。死亡者の割合が増えてくると危険信号です。



最後に、死亡者の増加ペースを見ると、日本の場合はおおむね2週間で2倍のライン上にあります。これは、これから約2週間後には死亡者がいまの2倍に増えていることを示唆しています。国別の死亡者の倍加時間は The New York TimesOur World in Data のサイトで確認できます。