05/09/11 (Mon)
気になることリスト
ものすごく久しぶりの更新です。実は4月後半の数日間を除いて、いまだに東京には戻っていません。幸い、パソコンがあればどこでも仕事はできるし、安全な地域に滞在可能な場所もあるので、うちわで「原発難民」と呼ばれつつ(笑)、もう少し様子を見たいというのが正直なところです。

様子を見たい理由として、気になっていて、かつ自分の中ではまだ解決できていないポイントをいくつか挙げてみます。

まずは放射線量について。一応、公式発表の空間放射線量(新宿区百人町の地上18mの屋上の床から180cmの高さで測定)は普段のレンジ(0.028~0.079μSv/h)の上限に落ち着いて久しいので、一見「もう大丈夫かな?」と思えるのですが、ちまたにいっぱいアップされている、個人がガイガーカウンターで測った数値には、それを大きく上回るものも多いのです。例えば、「東京 放射能 ガイガーカウンター」などで検索すると、いろいろな地域の数値が出てきます。ちなみに個人的に一番怖かったのはこちらのビデオ。(縦に撮っているのが残念。最後の声?も別な意味で怖い)

私が今、最も信頼している早野先生は、「新宿百人町の放射線レベルは,特に低く出ているわけではない」とか、「地上と言っても,標高の高低あり.標高18mの地面から1m上で測るのと,地上高18mの(広くて屋根のない)屋上の床から1m上で測るのと,違いはない」とおっしゃっているのですが、何か納得できずにいます。

というのも、先生がおっしゃっているのはあくまで測定場所として適切かどうかであって、自分が実際に歩く場所の放射線レベルが高ければ、自分はその影響を受けるからです。先生はまた、「測定器の校正が重要」ともおっしゃっていますが、これもやはり比較する時の問題であって、絶対値としてある程度高いところにいれば、やはりそれも自分に影響します。

というわけで、地上18mで測った数値が落ち着いていても、現段階で問題なのはむしろ、地表に降り積もった放射性物質(今は主にセシウム)であり、それが特に公園(地面が土)とか、砂地とか、ビルの間の「ふきだまり」みたいな場所など、自分が普通に歩く範囲内にいっぱい溜まっていることだと思うのです。

では、地表に降った放射性物質の量はどれだけあるのでしょうか?調べてみると、恐ろしいチャートが出てきました。(セシウム137の半減期は30年。ソースはこちら。このソースのソースは文部科学省) あえて対数スケールにしていないことで、今回の量がチェルノブイリとは比べ物にならないくらい多いことがより明確にわかります。そして、東京にどれほど大量の放射性物質が降り積もったのかも。さらに、一応普通に出回っているものしか食べていなかったはずの茨城のお母さんの母乳から、なぜ放射線物質が検出されたのかも、これを見れば納得します。

上の理由から、もちろん食べ物も心配です。しかも、暫定基準値など全く信用できません。こちらの会の厚生労働省との交渉によれば、現在の暫定基準値では飲料水と食品の摂取だけで17mSv/yになるにもかかわらず(外部被曝や空気の吸い込みによる内部被曝は考慮していない)、厚生労働省は「後になって影響が出るかもしれない」、外部被曝・内部被曝を合わせた全体の被曝管理については、どこが管轄しているか「知らない」と言っているのです。

ついでに書くと、子どもの被曝限度が20mSv/yと設定された時も、恐ろしく適当でした。(「子どもの安全基準、根拠不透明~市民の追及で明らかに(前編)」、「同左(後編)」) 震源域の真上に原発を建てちゃうことからも明らかですが、毎度のことながら、日本という国には、「リスクの全体像を把握し、総合的に責任を取る」部門が存在しないということを、よく覚えておくべきだと思います。

もう1つ。最近、日本橋の奇形バラ(スリーマイルの時とそっくり)とか、藤沢市の奇形タンポポなど、放射能の影響によるもの「かもしれない」報告もちらほら出てきました。放射能汚染ではまず、奇形植物が現れるとのことなので、もしかしたら…。そういえば、鼻血報告も多々ある模様。自民党のこの人も指摘しているように、東京は場所によってはすでに放射線管理区域と同レベルにあるのだから、これからもっといろいろ出てきてもおかしくないかもしれません。

最後に、3号機の圧力容器胴フランジの温度が(今月初めの99.6℃から本日は333.9℃に)どんどん上がっているのも、どうしてなのか気になります。特に、原因不明であること、制御できていないことの2つの点で、かなり心配です。やっぱりもう少し様子見かな…。

何も考えずに公園の散歩や街歩きを楽しみ、空気をいっぱい吸い込んで季節を感じながら気ままに写真を撮っていたあの頃が懐かしいです。Things have changed forever.