05/20/09 (Wed)
神楽坂 散歩コース
地下鉄「飯田橋駅」の出口B3を出ると、目の前にあるのがもう神楽坂。神楽坂とは早稲田通りの一部で、この出口を左側に少し戻った神楽坂下から神楽坂上までの間のことです。今回のお散歩は、神楽坂下の牛込橋(地図の右下の印)からスタートしてみました。




1. 牛込橋
まずは、駅を出るとすぐ左側にある牛込橋へ戻ってみます。橋はそれぞれの入口の両側がこんな洒落たデザインに。(でもその1つに落書きがしてあったのが残念)





2. 芸者新道
神楽坂に戻ります。牛込橋を背に、右側の歩道を進み、甘味処「紀の善(きのぜん)」を通り過ぎてさらに少し進むと、右側にロイヤルホストがあります。この手前を右に折れると「神楽坂 仲通り」が始まります。

仲通りに入って最初の道を左に折れると、「芸者新道」です。かつては芸者さんたちがこの料亭街を行き来していたことから、この名前がついたとのこと。入り口にある坂道は、江戸時代の傾斜がそのまま残っている数少ない場所で、真ん中も当時から階段になっていたそうです。














3. 毘沙門天 善国寺
芸者新道の突き当たりを左右に走る通りが、「本多横丁」です。ここは後でゆっくり見るとして、まずは左に折れていったん神楽坂に戻り、道をはさんで右方向にある「毘沙門天 善国寺」を見てみます。





毘沙門天とはサンスクリット語(インドの古語)の音写の「ビシャモン」からきており、「全てを聞く」という意味だそうです。古来よりインドで信仰されてきた財宝の神で、開運厄除けを願って多くの人が訪れているそうです。ドラマの撮影場所としてもよく使われているとか。


4. 兵庫横丁
さてさて、気分が盛り上がってきたところで、いよいよ神楽坂ならではの細~い道、「兵庫横丁」に入ってみます。ここはあまりにも細すぎて、最初は道じゃないと思ったくらいです(笑) 場所は、善国寺の道をはさんでちょうど向かい側にある「AWAYA(あわや)」という洋服屋さんのすぐ左の道です。(*別にこんな細い道を通らなくても、AWAYAのあるブロックのすぐ右側の道(鳥茶屋の左側)から入ればいいことに後になって気づきました)

ここから無理やり入ると、まずは「Bar 神喜屋(MIKIYA)」、次に「SHUN 分家」といったお店が出てきます。





そして、しばらくは緑に囲まれた石畳が続きます。私が神楽坂で一番いいなと思ったのは、まさにここから兵庫横丁の北の端までの間です。








左に小さな看板が見えてきましたね。 これが「神楽坂 幸本(よしもと)」です。さらに進むと、この右側に「旅館 和可菜」が見えてきます。





これらを通り過ぎ、振り返って「幸本」と「和可菜」を一緒に撮ったのが次の写真です。黒塀と緑と石畳…いかにも神楽坂らしい取り合わせが美しいです。





ほぉ…しばし見とれていたら、この右手前にある「料亭 喜文」にお客さんを迎えに来ていた車の邪魔になってました(汗)「すいません!」と謝ったら、「いいえ」と実に丁寧にお辞儀をしてくれた運転手さん。さ、さすが神楽坂!運転手さんからして違うわ!(しかもイケメン)と感動するいつもながら単純なワタクシでありました。


5. かくれんぼ横丁
さて、神楽坂お散歩コースのひとつの山場が終わったわけですが、もう1つ山場があるとすれば、それがこの「かくれんぼ横丁」です。(といっても、どちらも個人的にそう思っているだけですが)

まずは、兵庫横丁の突き当たりで右に折れ、本多横丁まで戻ります。四つ角に「シティホテル ゆたか」というホテルがあるのが目印です。でも、そのまま本多横丁では曲がらず、まずは道をわたった右側にある老舗料亭「うを徳」をチェックしておきましょう。ここは明治の文豪、泉鏡花が愛したことでも知られ、彼の小説に登場する魚屋のモデルにもなったそうです。見るからに敷居の高そうな風情ですね。





では、本多横丁に戻り、神楽坂方向に向かって1本目の道を左に折れます。ちょうど「うを徳」の裏の通りになります。この辺から「かくれんぼ横丁」が始まります。「かくれんぼ横丁」とは、人知れず料亭に通う粋人が、辻を曲がると「かくれんぼ」のように姿を消す様から名付けられたとのこと。素敵ですねぇ…私はてっきり、子供たちがここでかくれんぼをしていたから?とプアな想像をしていましたが、違いました(笑)

ここを入ると、本多横丁とは打って変わって、突然、とてもひっそりした雰囲気に変わります。石畳の細い道が微妙に曲がっていたりして、ちょっと迷路のようなところがまさに「かくれんぼ」にピッタリな感じ。「寿司幸」を過ぎると、「山路」が見えてきます。





「山路」のすぐ左側の道を入って少し行くと、右側に「LAROCHE KAMIKURA (ラロッシュカミクラ)」「芝蘭(チィラン)」、そして突き当たりを右に折れると「文楽」があります。








上の写真の正面には、老舗おにぎり屋「わかまつ」があったそうですが、残念ながら2007年3月の火事で焼失してしまい、現在は新しいビルが建っています。「わかまつ」、見てみたかったです。





これは神楽坂で時々見かけるもの。お店のカードなどが入っています。





そして、「レストラン かみくら」。ここは、「かくれんぼ横丁」の中で一番絵になるアングルだと思います。


6. 本多横丁
それでは、「かみくら」から「寿司幸」へまわり、再び本多横丁へ戻って、神楽坂までずっと下ってみましょう。色んなお店が並んでいますが、どれもセンスのある和風の門構えで素敵です。














こちらはうなぎの老舗「たつみや」。有名店とは知らず、いかにも古くて渋い看板に魅力を感じて撮ったら、やっぱり有名な老舗でした。上から2番目の割烹「花かぐら」には、後日、夕食を食べに行きました。昔ながらの造りの建物で雰囲気が良く、お食事もとてもおいしくてリーズナブルでした。3500円でこんなにおいしいコースが食べられるなんて、神楽坂のプライスレンジは幅広いな~。





7. 鳥茶屋 別亭
神楽坂まで戻ったら、善国寺の側にわたり、神楽坂下に向かって少し進みます。仲通りのちょうど向かい側の細い道へ入って突き当たりを右へ曲がり、「鳥茶屋 別亭」の看板のところでさらに右に曲がります。そのまま右方向に道なりに進むと、こんな階段が現れます。





この道も、入口付近は細くて何もなさそうな感じなので、こんな景色が広がると、ちょっと感動します。突き当たりを左へ、最初の道を右へ曲がると、神楽坂に戻ります。今回のお散歩はここまで。神楽坂は、歩いていてどきどきするような発見のある、そして絵になる美しさを持つ本当に素敵な街なので、機会があったら是非お散歩してみてください。