06/06/12 (Wed)
マネタリーベースの日米比較 (2)
金融関連ではもっぱら欧州危機が話題の中心になっているきょうこの頃ですが、はて?日米のマネタリーベースって最近どうなってるんだろう?と思い立ち、「マネタリーベースの日米比較」で作ったチャートを約2年ぶりに更新してみました。

まずは1990年1月を100とした相対比較から。前回2010年8月の時点では、日本が248、アメリカは726になっていました。つまり、この期間にアメリカのマネタリーベースは日本の2.93倍増加したわけです。で、今回更新した下のチャートを見ると、日本が295に増えたのに対し、アメリカはさらに931に膨れ上がっていました。





次に、やはり前回と同様に、2006年1月を起点としたチャートを見てみます。前回2010年8月の時点では日本が86、アメリカは246で、アメリカが日本の2.86倍増えていました。今回は日本が103、アメリカは317で、3.10倍になりました。つまり、前回2010年8月から今回5月までの期間も、アメリカの増加ペースは日本を上回ったことになります。





では、これにこの間の円の上昇率を重ねるとどうなるでしょうか。それを見たのが下のチャートです。(円の上昇率/下落率は、各月のレートを2006年1月と比較したものです)





何とこの間に円は対ドルで45%も上昇していました。そして、その上昇の推移がアメリカのマネタリーベースの推移ときれいに連動していることもわかりました。まあ、以前にも何度か書いていますが、円高は起こるべくして起こっていると言えますね。

*「円安トレンドの持続性」で情報を更新しました。