08/29/11 (Mon)
関東大震災の震度分布マップ
最近よく思い出すのが、数年前にテレビで見た関東大震災の特集番組で、鹿島建設の方(おそらく武村雅之さん)がおっしゃっていた、「関東大震災では、距離が近くても震度が大きく異なるケースが見られた。首都直下地震が起こる際は、この時と同様の震度分布になる可能性が高いため、どこがどの程度の震度だったのかを把握しておくことはとても重要。当時は震度5と6の境が生死を分けた」という主旨のコメントです。

この方が作成された関東大震災の詳細な震度分布マップ(同番組では確か不安をあおるといけない?みたいな理由で公開されませんでした)は現在、鹿島建設のサイトの「関東大震災を知る」という特集ページで見ることができます。




これに関連して、最近、「関東大震災 - 地図と写真のデータベース」というページも見つけました。(鹿島建設のデータも使われているようです) 細かい番地ごとの震度分布を見るには、こちらがとても便利です。

先ほどの「距離が近くても震度が大きく異なるケースがある」の1つの良い例が、下の地図です。これは、上のデータベースを用いて、日比谷公園、内幸町、有楽町、銀座、築地などのエリアを拡大して切り取ったものですが、内幸町と有楽町近辺(今は思いっきりオフィス街です)が震度6強(赤)なのに対し、すぐ隣の銀座エリアはほとんどが震度5弱(ベージュ)だったことがわかります。また、東銀座(歌舞伎座の近辺)の一部は震度5強(薄緑)、そのすぐ東側の築地の一部は震度6弱(薄オレンジ)でした。




前述した「震度5と6の間に生死の分かれ目があった」というコメントを踏まえると、この地図の赤い部分にいるか、ベージュの部分にいるかの違いは大きいと言えます。自分の家やオフィスがある場所の震度をこのデータベースで確かめておくと、避難の際の参考になるかもしれません。

とはいえ、新耐震基準(1981年6月以降着工の建物に適用され、震度6強~7程度でも倒壊しないとされる基準)を満たした建物であれば、下手に外に逃げず、ビル内で縮こまっているのが一番安全かもしれません。