08/31/10 (Tue)
iPadで縦位置写真が右に回転して表示される問題
テクノロジーの世界では、新しいものが出てくると、新しい問題も出てくるものです。特に私のようにいまだに手書きでサイトを作っていると、1つ解決してもしばらくするとまた何かが出てくる。いたちごっこのような感じ。

もういい加減、普通のブログにしちゃおうかなーと思いつつ、まあそれは問題に対処できなくなってからでいいや、ということで、何とか続いてしまっています。(使っていない商品やバージョンには対応できていないかもしれないけど) 実は解決するまでのプロセスが結構楽しい、というのもあります。あと、ここまで来たらもう意地とか(笑)

というわけで、今回新たに直面した問題は、iPad上で見た自分のサイトの写真で縦位置のものが、何と9割がた右に90度回転して表示されてしまっていたことでした。アクセス解析を見る限り、今のところiPadからのアクセスはほとんどないので、急いで解決する必要はなかったものの、何か気持ち悪くて速攻で取り組みました。

まずはApple Supportに電話。ここ、他のことでも何度か電話したことがあるのですが、「あなたホントにテックサポート?」というくらい知識も応用力もなく、アメリカのサポートとは比べ物にならないレベルだったので(実はここに限らず一般的に日本とアメリカではテックサポートのレベルが全然違う)期待はしていませんでしたが、それを下回るほどの展開に(汗)

まず初めに言われたのが「Safariの問題だと思うので…Safariのサポートにお願いします」という回答。「でもパソコンのSafariでは普通に見えるので、iPad特有の(もしかしたらiPhoneでも)問題だと思います」と言うと、「……。申し訳ございません。操作のサポートはできるのですが、そういったことはわかりかねます…。Safariのサポート連絡先を申し上げます…」ときた。

とりあえずSafariのサポートと話すのも悪くないと思って電話番号を控えようと待っていると、「申し訳ありません。Safariのサポートには電話番号はないんです」ときた。はい?しかも「サイトがあるので、そこをご覧ください」というのでそのサイトを開くと、英語のサイトが出てきた…。「これ、単にアメリカのサイトですよね?」と言うと、「はい。申し訳ございません、日本にはそのようなサポートサイトはないんです…」とくる。

結局、日本のAppleというのは、アメリカのAppleとは別物だということがよくわかりました。サポートも(ついでにアプリも)アメリカのレベルに全く追いついていないまま、商品だけを売っている、という状態。というか、今後も追いつく可能性はないでしょうね、これじゃ。

というわけで、Safariの問題じゃないのに、Safariのアメリカのサイトを教えてもらっただけで会話は終了。ここからはいつもの自力しかありません。で、いろいろ検索してみたのですが、どうやらちまたにはこういう問題にぶつかった人がほとんどいないらしく、全然出てきません。

うーむ…。ちまたの既成のブログの画像は普通に縦に表示されているので、コーディングの問題か???と思い、徹底的にソースを見てみましたが、それらしき特別なタグは見当たりません。試しにヒトサマの画像を拝借してきて、自分のサイトでテストしてみたら、何とちゃんと表示されるではないですか。ということは、コーディングではなく、画像自体に問題があるのか。

私の場合、縦位置の写真はすべてPhotoshopのバッチ処理で90度回転させているのですが、それがいけないの??でも世の中にはそれをやっている人は多いはず。またまた試しに回転させない元画像でテストしてみると、iPadが勝手に回転してくれて縦になりました。でもこれじゃあ普通のブラウザで見た時に困るし。

でも、どうやら縦の画像を縦と認識することによって、それを修整する働きがiPadにはあるらしい。これはおそらく、iPadを横にした時に画面を回転させる機能と関係していると思われます。とすれば、持ってないからわからないけど、きっとiPhoneでも同じことが起こってたんだろうな。

ということは、画像に何らかの情報があって、iPadはそれを読み込んで回転させるかさせないかを決めている、ということになります。そういえば、私のサイト内でも、1割くらいの画像はちゃんと縦に表示されていることに着目。何が違うのか…?すると、比較的古いカメラで撮ったものや、Photoshopで何らかの加工を施したものが正しく表示されていることに気づいたのです。

きっと、古いカメラで撮った写真にはなかった何らかの情報が最近のカメラの写真には入っていて、それが原因なのかも…そして、加工するとその情報は消えるのだろう…と推測しました。ここで思い出したのが、最近わりと話題のExif。写真にGPSデータなんかも埋め込まれていて、それ用のソフトを使えば人の写真からいろんな個人情報が漏れちゃいます、というあれです。

そういえば、エクスプローラー上で写真を縮小版表示にして選択すると、下のステータスバーにカメラの機種や撮影日時なんかが出てきます。試しに、回転せずにちゃんと表示された画像を選択してみると…あらら、JPEGです、という情報しか出てきません。「そうか、これだ!」と明るい希望の光が見えてきました。

あとは、Exifを消してくれるソフトをダウンロードし、元画像とは別にExifなしの画像を作り、サイト内の写真を上書き。iPadで見ると…すべて正常に表示されました。やったー!既成のブログでは、ブログ側がこういう処理をやってくれているんですね。

ちなみに私が使ったソフトは「JPEG cleaner」というもの。JPEGに埋め込まれた、画像表示とは関係のない情報を消去するだけなので、画質に全く影響はないとのこと。バッチ処理を使えば、何百という画像も1秒くらいで終わっちゃいます。うれしいおまけに、ファイルサイズもぐんと軽くなりました。(おまけというか、本来はそのためのソフトらしい) とはいえ、撮影データなどはいろんな意味で必要なもの。元画像のバックアップをとっておくことはマストです。