09/29/12 (Sat)
最後のカフェット
しばらく前に書いた超お気に入りのバー(1960年の山崎を飲んだ店ではありません)では、飲むものすべてが超感動的においしいのですが、3度目の訪問でいただいたホワイト・ロシアンもその1つでした。そのおいしさはハンパじゃなく、ニューヨークでもさんざん飲んできたというのに、これまで飲んだホワイト・ロシアンの中で一番おいしいと断言できるほどでした。

何より、あきらかに味が違う。通常、ホワイト・ロシアンというと、カルア・ミルクにウォッカを加えて作るので、要はカルアを使っているわけです。でも、バーテンダーさんがスッと見せてくれたボトルには、「CAFFETO」とありました。カフェット…?初めて聞く名前でした。

これはカルアと同様、コーヒーリキュールなのですが、カルアがカラメルっぽいねっとりした甘さなのに対し、カフェットはツーンとしたシャープでむちゃくちゃ上品な香りと極上の味わいで、ちょっと次元が違うのです。

おいしいお酒見つけちゃった!とわくわくしたのもつかの間、バーテンダーさんの、「3年前から製造していないので、だましだまし使ってきたけど、そろそろなくなるので、次はどうしようかなーと考えているところ」という言葉に、ガーン…。ショック。

そして4度目の訪問となった昨夜。カフェットの話題になると、もう最後なので飲んでください、とのこと。えーんえーん、と悲しみつつ、最後となるカフェットのホワイト・ロシアンを注文して記念にパチリ。この時、次から使うことにしたというパトロンXOカフェのボトルもカフェットの隣に出してくれたので、それも一緒にパチリ。真っ黒だしボケてるし切れてるし、まあほとんど見えてないけど。





うれしかったのは、この後トイレに行って戻った時、ボトルに残った最後のカフェットと、これから使うパトロンXOカフェが、2つの小さなグラスに注がれて席の前に並べられていたこと。黙ってスッと出してくるスマートな演出と粋な計らいに感激。パトロンXOカフェは、コーヒーの味と香りがはっきりしていてとても濃厚で、甘く、すごくおいしかったです。でもやっぱりカフェットは別格かな…。

最後の…これが本当に最後のカフェットだ!とかみしめながら飲みました。幸せだけど悲しかった…けどラッキーでした。