10/18/11 (Tue)
どーっさりの映画感想メモ(注意:ほぼすべてネタバレです)
今年は春からものすごくたくさんの映画を見ました。(ケーブルの録画ですが) で、見た後にiPadにささっと入れておいた感想メモもどーっさりたまりました。ニューヨーク時代に作っていた映画感想のページに合体させる作業をしつつ、とりあえずこちらにコピペ。ほぼすべてネタバレですが、感想をシェアしたい方はどうぞ。

American Gigolo (1980)
アメリカン・ジゴロ
★★★
かなり天狗になっていたジゴロが、陥れられ、孤独になっていく話。リチャード・ギアが好演してはいるものの、相手役のローレン・ハットンに魅力がなく、かつ、ここまで彼に入れ込むようになった過程がうまく描かれていないため、説得力がない。でもまあこの時代のリチャード・ギアの甘いルックスが楽しめる懐かしい一作。

Angel Heart (1987)
エンゼル・ハート
★★★★
とにかく怖い。そしてミッキー・ロークがいつになくとてもいい。これほどの演技力の持ち主だったとは。なのにその後はどうして…?ストーリーの展開、あちこちにほんの少しずつ散りばめられたヒント、そして最後の想像もつかないどんでん返しなどなど、すべてが一級品。でも血が多すぎたのはつらかった。

Age of Innocence, The (1993)
エイジ・オブ・イノセンス/汚れなき情事
★★★★
こういうグダグダしているうちにすれ違ってしまう結ばれない運命物は好きじゃないし、ミシェル・ファイファーに品がないので身を引いたという実感も湧かないし、共感も同情もできなかったけど、ダニエル・デイ・ルイスの演技はとても良かった。特に最後の会わずに去って行くシーンは心に残る。

Blow Out (1981)
ミッドナイトクロス
★★★
ブライアン・デ・パルマの作品って、ストーリーや設定は面白いのに、なぜかイマイチだなあ、と毎回思う。ナンシー・アレンの鼻にかかった話し方が不愉快だし、この役のあまりのアホさにもイライラ。普通、車ごと水に落ちて死にかかったら、もっと怯えて慎重になるはずなのに、不自然なくらいぼやぼやしていて変すぎる。安っぽい感傷的なシーンが混ぜ込まれていたり、テンポが妙に落ちるところがあったり、知事が死んだのに車さえチェックしないというあり得ない捜査体制とか、とにかくいろいろちぐはぐ。

Body of Evidence (1993)
BODY/ボディ
★★
うーん、…という感じ。何というか。マドンナが主役で、男を翻弄する女性を演じるという時点で、想像がつくレベル以外の何ものでもない。弁護士がなぜ彼女に惹かれたのかも、おじいさんたちがなぜそれほどまでに彼女を愛したのかも、根拠が弱い。だって見るからにただのアバズレなんだもん。でも何より気になったのはマドンナのまゆ毛の細さ。細すぎでしょ。

Brave One, The (2007)
ブレイブ ワン
★★★★★
とても悲しい話。そして深い。復讐してもむなしいだけ、というのとは少し違う。別な人間に生まれ変わって、心を閉ざして、黙々と実行する。ある意味、死んでしまったのかもしれない。最後に刑事の気が変わって彼女に協力するところに、このストーリーの本質がある。ジョディ・フォスターがプロデューサーの1人を務めたそうだけど、非常によくできていてさすがだと思った。

Blade Runner (1982)
ブレードランナー
★★★★★
やはり名作。前に見た時になぜいいと思わなかったのかわからない。アクション満載だけど非常に人間的で悲しい話。見事なセット、そしてライティングを駆使した視覚的効果に、荒んだ時代背景や、ある意味人間以上に愛し、悲しみ、慈しむレプリカントらの姿が重なる。

Butterfly Effect, The (2004)
バタフライ・エフェクト
★★★★
どんどん話が複雑になっていって途中で少し疲れたけれど、なかなかよくできていると思った。最後は愛する人を愛するがゆえにあきらめる、という終わり方も良かった。

Babel (2006)
バベル
★★★★
面白かった。でも普通はここまでつながってないよな、とは思う。それぞれがもともと問題を抱えていて、この事件を機に心を通わせた…みたいなテーマだろうか。菊地凛子の演技を楽しみにしていたけど、ケイト・ブランシェットみたいな超素晴らしい女優も出てるし、モロッコの父親役もすごかったし、何より乳母のアメリアを演じたアドリアナ・バラッザの迫真の演技に霞んでしまった感じ。

Blindness (2008)
ブラインドネス
★★★★
途中までは息苦しくて見るのが苦痛だった。人類が皆ブラインドになる話かと思いきや、閉じ込められた極限状態で人間がどうなるかを追求する話?と思う場面も。狂気の空間から解放された後はこちらの気分も楽になった。目が見えない人間同士は内面のみを感じあう、というのがテーマだろうか。

Blue Crush (2002)
ブルークラッシュ
★★
昔懐かしい青春物?っぽい映画。主人公がかわいくて波がものすごく美しいのが印象的。

Bank Job, The (2008)
★★★★★
バンク・ジョブ
犯人たちが完璧ではなく、ミスを連発するところが人間らしさを感じさせ、リアリティのある作品に仕上がっている。人間もよく描かれている。

Covert One - The Hades Factor (2006)
パンデミック・アメリカ
★★★★
面白かったー!最初はよくあるパニック映画かと思っていたけど、感染によるパニックはほとんど描かれてなくて、メインは誰が裏切り者か?誰が信用できるのか?というサスペンス。グリフィンとかアディソンとか、わりとすぐに怪しいと思ったけど、それでも十分見応えはあった。しっかしレイチェルは強いね。後半にかけてだんだん魅力が増した気がする。ジョンはso cute!

Constanr Gardener, The (2005)
ナイロビの蜂
★★★★
すごく良かったけど悲しかった。アフリカがここまで利用されているとは、何となく知っていたとはいえ、やはりショックだった。薬を開発するのが悪いわけではなく、問題なのはそのやり方だ。アフリカを助けても金銭的利益はないから、こういうことはこれからも続くのだろう。美しい映像と、まるでどちらかが夢であるかのようにも感じさせる過去と現在の展開が、この映画のテーマであるアフリカ問題を効果的に、そしてとても切なく、悲しく、伝えている。

Conversation, The (1974)
カンバセーション…盗聴…
★★★★★
怖かったー!!!最初から最後まで怖いけど、後になるほど怖さが増し、最後が一番怖いという稀にみる傑作。何かと謎の多い話だけど、「盗聴」という行為がそれを助長している。ジーン・ハックマンもなかなかの演技。ハリソン・フォードが意外にも、黙って立っているだけで怖かった(笑)

Coco Chanel & Igor Stravinsky (2010)
シャネル&ストラヴィンスキー
★★★★
とても良かったけど、最後がちょっとよくわからなかった。結局2人はどうなったのか。全体的に現実感の薄い、イマジネーションのような展開になっている。まるで中世の絵画のような顔の奥さんが時として怖い。愛、情熱、情愛、家族愛…いろんな感情の形が複雑に入り混じって2人の関係を作り上げていき、また壊していったのだろう。最後はわからなかったけど、おそらく2人は別れ、でもお互いを永く心に描きながら残りの人生を過ごしたということを想像させる。

Con Air (1997)
コン・エアー
★★★★
すごく面白かった。苦手なニコラス・ケイジがこんなにかっこいいと思ったのは初めて。友達や女性を救うため、逃げずに戦うニクイやつ。音楽がちょっとダサかったり、CGがところどころしょぼかったのはご愛嬌(笑)

Children of Men (2006)
トゥモロー・ワールド
★★★★★
余分な演出がなく非常にリアル。人にとって新しい生命がいかに大事かを思い出させられる。赤ちゃんの存在を知り、すべての攻撃がやむシーンが印象的。

Duchess, The (2008)
ある公爵夫人の生涯
★★★
こういっては身もふたもないけど、ずいぶんと悲惨な生涯だなー、同情いたします…というだけ。この時代を描く欧米映画ってこんなのばっかり。女性に人権はなく、男の子を産むための単なる道具。傷つき、足げにされながらも生きて行く…というやつ。はっきり言って、もうお腹いっぱいかな~。

Dangerous Beauty (1998)
娼婦ベロニカ
★★★
主役の2人が魅力的だったけど、ストーリーはちょっと退屈だった。中途半端でチープな感傷というか。あとで知ったけど、これ、ズウィックだったのね。うーん、なんか完全に乗れないんだよね、彼の好きなタイプの感傷って。ナオミ・ワッツが、彼女だと気づかないくらいブサイクに演じていて、やっぱりこの人の演技力はハンパじゃなくすごいと思った。

Day of the Jackal, The (1973)
ジャッカルの日
★★★★
面白かったー!非常に丁寧な展開だけど飽きさせない。暗殺者側と捜索者側の動向を並行して見せるという方法が成功している。あの時どうやって殺したの?とか、あれはどうやって気づいたの?という都合のいい部分に若干の謎は残るけど、まあいいって感じ。

Dead Calm (1989)
デッド・カーム/戦慄の航海
★★★
すごく怖かった。設定自体はわりと地味なのに、妙に怖い。ただ、予測可能な展開なので、早回しで見て、ああやっぱりね、と確認(笑) ニコル・キッドマンがお人形みたいだったけど、結構昔の映画と知って納得。

Drag Me to Hell (2009)
スペル
★★★
それなりに面白いんだけど何か退屈してしまう。ストーリーが単純すぎたからだろうか。最後のオチはなかなか良かった。

Deep End, The (2001)
ディープ・エンド
★★★
何だか不思議な話。終わった後にすっきりしない。なんであの犯人はあんなにいい人なのか??なんで主人公は最後にあんなに悲しんでいたのか??息子の問題は??そもそも脅迫してきた男たちの素性もぜんぜんわからない。思ったほどありきたりな展開ではなかった反面、胸につかえが残るような映画。

Elegy (2008)
エレジー
★★★★★
ペネロペ・クルスが出ている映画なら間違いないだろうと思って見た映画。期待を上回る素晴らしい作品だった。すぐ前に見た「Vicky Cristina Barcelona」と登場人物が被っていて、Patricia Clarksonもこちらに出ていた。老いて行くことの不安、葛藤を描くのにとどまらず、若さも完璧ではないことを予想外のショッキングな展開で表現している。また、老いと若さだけでなく、人間の関係性というものを、外面からも内面からもとらえようとした作品。

Four Minutes (2008)
4分間のピアニスト
★★★★
主人公がすごいキャラクター。とてもかわいい時もあるのに、おぞましい表情もする。猫背で首が前に突き出ていて、歩く時もヨタっていて、そのすべてが強烈なキャラクターにつながっている。「人には使命がある」。これがこの映画で一番大切なテーマだろう。モニカ・ブライプトロイの演技も素晴らしく、寡黙に悲しみ、寡黙に耐える姿が心に焼き付く。この翌年に亡くなっていると知って残念に思った。

Flags of Our Fathers (2006)
父親たちの星条旗
★★★
戦闘シーンがちょっとしつこかった。戦争の現実、作り物としてのヒーロー、その矛盾を抱えるむなしさ、怒り。言いたいことはわかるんだけど、やっぱりしつこい。これクリント・イーストウッドが監督だったのね。

Four Feathers, The (2002)
サハラに舞う羽
★★★★
ヒース・レジャーがとても魅力的。戦争に兵士として行かなくても別な形で国に貢献し、自分が臆病ではないことを証明しようとする。ここまでしないと汚名がはらせないのか…と戦争の力をまざまざと見せつけられた。戦場で生まれた友情も印象的。

Fall, The (2008)
落下の王国
★★★
おとぎ話と現実が重なっていく話。映像は美しいけど話が退屈でつまらない。

Grifters, The (1990)
グリフターズ 詐欺師たち
★★
後味悪いー。いろんな意味でよくわからなかったし。アネット・ベニングに嫌悪感を抱いた映画は初めて。アンジェリカ・ヒューストンは魅力的だったしすごく良かった。

Getaway, The (1972)
ゲッタウェイ
★★★
最初はつまらなかったけどだんだん面白くなってきて、有名な映画だけのことはあるなと思った。でも最後はなー、後味が悪い。むやみに人を殺しまくって、なぜかハッピーエンドとは。要は主役2人に人間的な魅力がないんだな。人として共感できる要素がない。しかもスティーブ・マックィーンは見れば見るほど恐ろしくブサイク。アリ・マックグローも口をあんぐり開けてばかりで、こちらも猿っぽくてイマイチ。

Goya (1999)
ゴヤ
★★★★
オレンジがかった赤を中心に、色彩が鮮やかでライティングも美しかった。ゴヤ役のフランシスコ・ラバルが憎めない感じでかわいかった。画家の人生というより、1人のおじいさんの人生語りという印象。全体的に家具などが極端に少なく、ちょっとした異空間をスタイリッシュに演出しているところが面白かった。

Great Gatsby, The (1974)
華麗なるギャツビー
★★★★★
とても悲しいお話。最後にニックが自分とギャッツビーをclose friendと表現したことが非常に印象的でもあり、象徴的でもあると思った。あれだけの努力家で大きな成功を遂げた(それがどんな類いの仕事であれ)にもかかわらず、本当に彼を理解し、寄り添った人がニックしかいなかったということは、葬式に誰も来なかったことからも明らかだ。長年追い求めた女性はシャロウで薄情だった。結局、富なしには射止めることができなかったのは本当の愛がなかったためなのに、それに気づかずただひたすら思い続けたギャッツビーの心が悲しい。

Hotel New Hampshire, The (1984)
ホテル・ニューハンプシャー
★★★
この頃のジョディ・フォスターが一番好き。ストーリーは、テロあり、レイプあり、近親相姦あり、事故死あり、アメリカンドリームあり、自殺あり、ついでに意味不明のクマありと、詰め込みすぎて何が言いたいのかよくわからなくなってくる。まあジョディ・フォスターが輝いているのと、ロブ・ロウが若いのが見どころかなー。

Hunting Party, The (2007)
ハンティング・パーティ
★★★
なかなか面白かった。でもリチャード・ギアって、こんなにいい役をもらってもこの程度の魅せ方しかできないんだなーと実感。逆にテレンス・ハワードはこの役でもやっぱり魅力的だった。国際機関が戦争犯罪人を意図的に追跡しないなんてことが本当にあるんだろうか。ギブアンドテイクが成り立つ場合は考えられるとしても。

Hindenburg, The (1975)
ヒンデンブルグ
★★★★
ラストの十数分まではものすごく面白かった。ジョージ・スコットがとても魅力的だし、怪しい人物が複数いるなかでサスペンスの要素もあって。爆発後はしばらく、これは想像に過ぎないと思っていた。でもしつこく続くので、まさか死ぬとは思っていなかった主人公があっけなく散ってしまったことを遂に認めざるを得なくなり、ちょっとショックを受けた。

Inside Man (2006)
インサイド・マン
★★★★
面白かったけどちょっと意味がわからなかった。俳優の組み合わせがちょっと異色。でも、後になってあれこれ考えてみると、いろんなヒントがあちこちに散りばめられていたことがわかってきて、深い映画だなと。それでもやっぱり謎は多いけど。とにかくデンゼル・ワシントンがブサイクで魅力がないのが残念。もっといい人が主役なら★5つなんだけどな。

Killshot (2009)
キルショット
★★★
これは意外にも面白かった。ミッキー・ロークを見ているだけで十分楽しめるほどの強烈な存在感で、貫禄たっぷり。こんなに変わり果ててしまう人がいるのだろうか?と思うほど昔とは別人だけど、むしろこっちの方がいいくらい。ダイアン・レインは枯れまくりで、顔はすっかりバアサン化していた。でも何よりも、「トスカーナの休日」とそっくりの、疲れ切った不機嫌な演技が不快だった。

Last Train From Gun Hill (1959)
ガンヒルの決斗
★★★★★
カーク・ダグラスがこんなに魅力的だったとは!脱帽。セクシーでたくましくて男くさくて気高くて哀愁も漂っていて、最近ほとんど見なくなった昔の理想の男そのもの。ストーリーも面白く、最後まで気が抜けない。

Les dimanches de Ville d'Avray (1962)
シベールの日曜日
★★★★
いわゆるどこにも行き場のない悲しいストーリー。とはいえ、主人公のピエールが、嘘をついたり盗みを働いたり、特に、とてもよくしてくれている人たちに何の感謝の気持ちもなく平気で裏切るところには、いくら記憶喪失でも許されることと許されないことがあるんじゃないのー?と怒りを覚えてしまった。後で1962年の作品と知って驚いた。白黒とはいえ、古い感じは全くなく、最近のものを白黒で撮影したのかと思っていたから。2人の思い出の公園が、まるで寂れた荒野にも似ていて、この映画全体を象徴しているようだった。

Look Who's Talking (1989)
ベイビー・トーク
★★★
Kristie Alleyの罵声と汚い言葉がただひたすらウザい。赤ちゃんもどちらかと言えばキモい。でもトラボルタは良かったかな。サタデー・ナイト・フィーバーから12年経って、中年の体つきになり始めている兆候はあったけど。

Lord of War (2005)
ロード・オブ・ウォー
★★★★
武器商人の悲哀。でも、愛する人が次々にいなくなるのに、どことなく現実として受けとめていないというか、ぼーっとしたニコラス・ケイジの演技が意図的なのかそうでないのか気になるところ。こういう商売はなくならない。誰かが辞めても、また別な誰かが始める。

Libertine, The (2005)
リバティーン
★★★
気持ち悪くて訳もわからない。苦手なタイプの映画だった。

Mummy, The (1999)
ハムナプトラ/失われた砂漠の都
★★★
普通に面白かったけど、緊迫したところで変にふざけるのは好みじゃなかった。最後の戦いも笑っちゃった。

Mr. Brooks (2007)
Mr.ブルックス~完璧なる殺人鬼~
★★
ケビン・コスナーが大根で、この人物の異常性を全く表現できていなかったのでつまらなかった。

Mulholland Drive (2001)
マルホランド・ドライブ
★★★★★
とにかくナオミ・ワッツがすごい。そして謎だらけの展開も意外性もストーリーも主張も、すべてが素晴らしい。成熟した大人向けの秀逸なサスペンス映画。

Nine (2009)
NINE
★★★
映像も美しいし役者も豪華な顔ぶれだし衣装や小道具も素晴らしいし音楽もそこそこ良いのに、なーんか今ひとつな映画。おそらく、グイドが何をそんなに苦悩しているのかとか、女性たちがなぜこんなに彼に惹かれるのかなど、説得力がなく、共感できないからだろう。美しい女性たちに愛され、大勢のクルーにも慕われ、枢機卿たちまでファンという状況のなか、突然苦悩を歌い出すダニエル・デイ=ルイスの姿は滑稽でさえあった。

Name of the Rose, The (1986)
薔薇の名前
★★★★
結構グロテスク。でもサスペンスの要素があって最後まで見ずにはいられなかった。修道院に潜む迷路のような図書館がいい。ただ、殺人の動機がユーモアを否定するため?というのはちょっと弱い気がした。それとも時代や宗教の背景をよく知っていれば納得できるものなのだろうか。

Newsies (1992)
ニュージーズ
★★★★
とっても面白かった!歌と踊りはイマイチなのでミュージカルである必要はないんじゃないの?と思ったけど、とにかくクリスチャン・ベイルがいい。そしてデイビッド・モスコウとの友情がいい。スポットの「ブルックリン!!」も最高だし、レスもかわいいしサラも温かくて魅力的。クリスチャン・ベイルがまたまた好きになった。

Naked Gun, The - From the Files of Police Squad! (1988)
裸の銃を持つ男
★★
プリシラ・プレスリー見たさに早送りしながら見た。エリザベス女王の上に乗っかって滑るところは爆笑。

Naked Lunch (1991)
裸のランチ
★★
最初から最後まで意味不明!じぇんじぇんわからん!途中からは早回しで見たけどさ。

North By Northwest (1959)
北北西に進路を取れ
★★★
ヒッチコックということで期待して見たけれど、それほどいいとは思わなかった。途中までは良かったけれど、その後は逃げるシーンが長すぎて疲れてしまった。ケーリー・グラントの話し方や素振りがなんかせかせかしていて不愉快だったことや、相手役の女優に魅力を感じなかったことも、マイナスの印象につながったかもしれない。

One Missed Call (2008)
ワン・ミス・コール
★★
まあまあ面白かった。最後は意外などんでん返し。日本映画のリメイクのせいか、角川映画のせいか、進行の仕方がどことなく日本ぽい。

Oscar and Lucinda (1997)
オスカーとルシンダ
★★★
ケイト・ブランシェットとレイフ・ファインズの間にケメストリーなし。あんまり面白くなかったのでながら見。

Other Man, The (2009)
アザーマン-もう一人の男-
★★
期待せずに見たらやっぱりイマイチだった。アントニオ・バンデラスが気持ち悪い。リーアム・ニーソンにとっては気持ち悪い存在だったから、そういう意味では成功?だったのかもしれないけど。死んでしまった妻(正直いつ死んだのかよくわからなかった)の知らない一面を探ることで、失った存在をもう一度感じたかったのでしょうか。

Other Boleyn Girl, The (2008)
ブーリン家の姉妹
★★★★
ある意味生々しく壮絶な話。地位と名誉のため、男の子を生むためだけに生きているような、当時のこういった環境の娘にとっては定めだったのかもしれない運命に翻弄された姉妹。女性の立場の危うさを残酷に描いている。

Passengers (2008)
パッセンジャーズ
★★★
いろんな意味でイマイチ。ストーリーもどんでん返しも特に面白くないし、主役のアン・ハサウェイに魅力がない。

Preacher's Wife, The (1996)
天使の贈り物
★★★
この天使、助けるためにこの世に落ちてきたはずなのに、エンジンをかけて、主人公2人を転ばせるくらいしか力を発揮しないので、かなーり歯がゆかった。ほぼ大半で、ほとんど助けになってないよねぇ?と。不動産屋の気が変わったことも非現実的すぎて説得力がなかった。ああいうタイプがたった1回教会に行ったくらいで考えが変わることは「ない」ですから。グレゴリー・ハインズが出てきたのでびっくりしていたら、ライオネル・リッチーまで出てきてさらにびっくり。懐かしの80年代だ~!と思ったけど、この映画って1996年だったのね。まだちゃんと歌えてる頃のホイットニー・ヒューストンの歌をたっぷりと聴けたのは良かった。

Paranormal Activity (2009)
パラノーマル・アクティビティ
★★★★★
むちゃくちゃ怖い。そして良くできている。ホラーの名作と言ってもいいと思う。全く期待せず、他のことをやりながら見始めたけど、気がついたらテレビの前に座り込んでかぶりつきで見ていた(笑)

Patriot, The (2000)
パトリオット
★★★★
ちょっと長かったけどとても良かった。にっくき悪役のタヴィントンがとことん憎たらしいおかげで、視聴者の戦闘心をも駆り立てる。子どもたちはみんなすっごくかわいかった。ヒース・レジャーは、元はと言えば彼さえ兵士に志願しなければみんな死ぬことはなかったのに、と思う場面もあったけど、やっぱり憎めない魅力があった。

Play Misty for Me (1971)
恐怖のメロディ
★★★
Evelynが怖かった。でもこんなひどいことをされているのにクリント・イーストウッドがあんまり反応しないのに違和感があった。時代の違いだろうか?

Recruit, The (2003)
リクルート
★★★★
すごく面白かった。コリン・ファーレルがかっこよすぎる。どこまでが本当でどこからがテストなのかちょっと困惑するけど、なかなかよくできていた。アル・パチーノもさすがの演技。

Rosemary's Baby (1968)
ローズマリーの赤ちゃん
★★★★★
あらゆる意味で素晴らしいサスペンス・スリラーを代表する名作。ミア・ファローの、精神的にどんどん追いつめられていく演技が素晴らしい。この時代のニューヨークの街並みや、ミア・ファローのファッションを見るのも楽しい。

Stalag 17 (1953)
第十七捕虜収容所
★★★★
ユーモラスでちょっと異色の設定。見たことあるなーと思ったら、ウィリアム・ホールデンだったのね。すごくかっこいい役だった。何度か出てくるあの有名な音楽はこの映画のテーマ曲だったのか。

Someone to Watch Over Me (1987)
誰かに見られてる
★★★★
トム・ベレンジャーが好演。奥さん役がひどくダサい格好をしていたり、ミミ・ロジャーズがきれいだなと思ったら、80年代の映画だった。それにしても、アメリカって、守る男性と守られる女性との結ばれない恋愛話が好きだなあ。

Schindler's List (1993)
シンドラーズ・リスト
★★★★★
スピルバーグ渾身の一作という印象。同じユダヤ人としての並々ならぬ思いが伝わる。一部のメインの配役を除き、人々が俳優とは思えないほどリアルで自然だった。予想に反して、シンドラーは初めから立派で人道的だったわけではなかった。この前後には数多くの失敗もしている。そんな人物が、少しずつ変わっていき、最後はもっと救えたはずだと泣き崩れる。リーアム・ニーソンの演技が隅から隅まで素晴らしい。

Siege, The (1998)
マーシャル・ロー
★★★★
面白かった。FBI 対 軍隊という構図で、人権と民主主義、正義を問う。ただ、戒厳令は大統領命令のはずなのに、なぜデブロー将軍を逮捕できたのかは謎。

Sheltering Sky, The (1990)
シェルタリング・スカイ
★★★★
デブラ・ウィンガーが熱演。何かが起こる前に、何かが起こりそうだと怖がっていたら、本当にすごい何か(夫の死)が起こってしまった、という話。どこかちぐはぐな感じは否めないものの、印象に残る映画。

Squid and the Whale, The (2005)
イカとクジラ
★★★★★
とても良かった。両親ともに小説家という普通とはちょっと異なる家庭環境ではありながら、夫婦間の問題や子供とのことなどは非常に共感できるしリアルでもある。

Village, The (2004)
ヴィレッジ
★★★★
オチ自体は地味な印象を受けたが、自分たちの世界を作り、それを守りたいという人々の思いは伝わってきた。

Vicky Cristina Barcelona (2008)
それでも恋するバルセロナ
★★★★★
軽いタッチの恋愛物かと思いきや、なかなかの名作。Cristina、Juan Antonio、Mariaの3人の奇妙な関係も、プロセスが丁寧に描かれているので違和感が全くない。自分の生き方に自信がある時も、ない時もある。登場人物たちのそんな揺れ動く様子が生き生きと描かれている。

Wrestler, The (2008)
レスラー
★★★★
これはミッキー・ロークにしかできない役。演技とは思えないくらい今の彼にはハマり役。80年代のロックが懐かしい。最後は一体どうなったのか…ちょっと意外な終わり方だったけど、あれで良かったとも思う。これが自分の生きる場所。自分にはここしかない。それが一番伝わる終わり方だと思うから。

Woman Under The Influence, A (1974)
こわれゆく女
★★★
何じゃこりゃーって感じ。完全に期待外れ。ジーナ・ローランズはいいんだけど、邦題の「こわれゆく」がミスリーディング。だんだんおかしくなる恐怖を想像させるのに、最初からこわれてるんだもの。あえて言うなら、「こわれゆく旦那」の方が合っている。それくらいピーター・フォークの壊れっぷりはすごい。って言うか怒鳴りすぎ。普通に話せないのはあんたじゃん、と何度もツッコミを入れてしまった。

Wild Orchid (1990)
蘭の女

恐ろしく退屈だった。ミッキー・ロークがびっくりするほど魅力がない。あの顔のぼこぼこは何だろう。弁護士とか買収を中途半端に絡めているのもマイナス。

War and Peace (1956)
戦争と平和
★★★★★
4時間近くの長い映画なのに、ストーリーが面白くて最後まで引きつけられる。オードリー・ヘップバーンのかわいくて美しいこと。戦争と恋愛をどう折り混ぜていくのだろうと思ったが、ごく自然に交互に描かれていた。インテリアやドレスの美しさにも目を見張る一方、戦争のシーンも壮大で迫力があった。

Wait Until Dark (1967)
暗くなるまで待って
★★★★★
何度見ても楽しめる名作。オードリー・ヘップバーンの演技が素晴らしい。主人公のとても魅力的なキャラクターが、犯人たちとのやり取りに厚みを与えている。

Young Victoria, The (2009)
ヴィクトリア女王 世紀の愛
★★★★
何とも美しい映画だった。長いテーブルにズラッと並ぶワイングラスのフォーカスがずれて行くところ、ベッドサイドのガラスの飾りからベッドの上の2人にフォーカスが移るところなど、光の使い方がうまく、透明感のある美しさをかもし出していた。ストーリーは、まあ描き切るのは大変だろうなとは思いつつ、ちょっと中途半端だった気もする。でもとにかく美しかった。映像が。

Young Sherlock Holmes (1985)
ヤング・シャーロック ピラミッドの謎
★★★★
それなりに面白かった。後味はいい。スピルバーグにしてはCGがちょっと…?と思う場面もあったけど、1985年と知って納得。大人が不自然なほど誰も助けてくれないことに違和感を覚えたけど、まあファンタジーってことで。エリザベス役のSophie Wardがちょっとエイミー・アービング(スピルバーグの最初の奥さん)に似ていて、好みって変わらないんだなあと思ったけど、後で調べてみたらこの翌年に結婚していたことがわかった。