12/03/2005
イルミネーションをきれいに撮る


12月です。クリスマスです。クリスマスと言えばイルミネーションです。というわけで、「イルミネーションを撮るコツ」について考えてみます。イルミネーション、つまり「発光体」をきれいに撮るコツは、

  1. 露出を上げる
  2. フラッシュは絶対に使わない


この2つに尽きます。え?露出って何?グーグルで「露出」と検索するとエッチなサイトしか出てこない?(←経験者) でももちろん、服を脱ぎながら撮影するという意味ではございません。

ここから本題に入ります。まずは、「カメラは意外とおばかさん」というところから始めましょう。実はカメラとは、何でもかんでも「グレー(反射率18%)」だと勘違いして光の量を計算しちゃう代物なのです。

世の中の色の幅は「黒(反射率0%)~白(100%)」で、反射率18%のグレーとは、ちょうどその中間にある色なのです。つまり、複雑に対応できないから真ん中とっとけばいいやーというのがカメラなのです。結構おばかさん。

というわけで、カメラさんは何でもグレーと認識するあまり、被写体の色がそれより白いと暗めに、黒いと明るめに、要はグレーに近づくように勝手に「調整」しちゃうのです。みなさんも「本当はこんな色じゃないのにぃー」という経験はありませんか?その正体はこれだったのです。

ここで話はやっと「露出」に戻ります。カメラの勝手な調整を、本来の色に近づけるために補正することを「露出補正」と言い、プラスに補正することを「露出を上げる」と言うわけです。(マイナス補正ってのもあります)

なぜプラス補正なのかと言えば、イルミネーションが「発光体」、つまり「自分自身が光を発する物体」だからなのです。要は色でいうと「白」と同じで、カメラにとってはマブシイ存在なわけです。なので「やだ、明るすぎるじゃない、グレーにしなきゃ」と抑えようとします。いらないっちゅーに。

目の前にあるイルミネーションはきらきらと華やかに輝いているのに、自分が撮った写真は暗くてショボかった・・・なんて悲しい経験はありませんか?それはあなたのせいではなく、カメラがおばかさんだからなのです。

露出補正の範囲は色々ですが、イルミネーションの場合はだいたいゼロ~プラス2の間で試してみて、一番きれいなものを選ぶといいです。あらかじめ設定した幅で自動的に露出をずらして連写してくれる「オートブラケット」なんて便利な機能もあります。ちなみに上げすぎると実際よりも光がケバクなるのでご注意を。私はだいたいプラス1程度にとどめることがほとんどです。

というわけで、きょうの写真(左下)は「三脚+タイマー+ISO200+露出補正プラス1」で撮ったものです。三脚を使う場合、ISOは画質優先で低い数字に戻します。フラッシュについてはまた後日。

では、最後まで読んで下さった方に大サービス(?)です。右下の写真を見てください。これは露出補正ナシで撮ったものです。(ボツ写真初公開) 暗すぎてイルミネーションがしょぼく、周りの景色も真っ黒に潰れてしまっています。これがいわゆる「露出アンダー」、つまりカメラが実際よりも暗く調整しちゃった状態です。