12/06/2005
青空をきれいに撮る


いや~青空って本当に美しいですよね。お天気の良い日に空を見上げて、「このきれいな空を写真に撮りたい」なんて思うことはありませんか?ありますよね?(強引) でも、青空だけを四角く切り取ったって面白くないわけで(MoMAの絵じゃあるまいし)、そこはやはり何かと組み合わせて撮りたくなるのが人情というものです。

ところが、青空は「明るい色」で、手前にある建物や人はたいてい相対的に「暗い色」です。カメラさんの「白っぽいものは暗めに、黒っぽいものは明るめに」という例の迷惑なアレは、両方一緒に撮るとどうなるのでしょう? 結論から言うと、画面上で面積の多い方が優先されます。したがって、青空が優先されれば暗い部分は真っ黒に潰れ、暗い部分が優先されれば青空は白っぽくふっ飛びます。これを避けて青空を美しく撮る方法は、

  1. 順光で撮る
  2. バランスを変える
  3. 時間帯を変える


の3つです。この3つに共通したポイントは、被写体の「青空に対するコントラストを下げる」ことです。明暗のコントラストが低ければ低いほど、どちらかが極端に調整されるリスクが減るからです。

きょうの写真(左下)は1番目の良い例です。エンパイアにも星条旗にも手前からちゃんと光が当たっているため(いわゆる順光)、青空がそのままくっきりと写りました。また完全な順光じゃなくても手前にある被写体の明るさが足りていればOKです。ちなみにこの写真は何の調整もなくオートで撮ったものです。

2番目については、画面上の青空と被写体とのバランスを調整しようというものです。できる限り「画面に占める空の部分を増やす」ことで色の悪化を減らします。ただし手前の被写体が暗すぎる場合はほとんど効果がないので、構図が崩れてまでやる必要はないでしょう。(やはり構図が最優先) 3番目についてはまた後日。 というわけで右下の写真を見てください。(再びボツ写真公開) 本当は左側の写真と同じような青空だったのが、手前のものが暗すぎるせいで白っぽいきみどり色に変色しちゃった例です。ここまでコントラストが高すぎるとどーにもなりません。人生あきらめも必要。