12/13/2005
素人写真から学ぶ - 説明写真


「素人写真から学ぶ」の3回目、「説明写真」について書く前に、何で写真を撮るんだろう?ということをちょっと考えてみます。写真を撮る目的はおそらく、「記録としての写真」と「表現としての写真」の2つにざっくり分かれると思います。

では私達が日常生活や旅行の際に撮る写真は、どちらのカテゴリーに入るのでしょうか?「思い出に撮っておこう♪」とシャッターを押し、過去の写真を見て「懐かしい!」と感動する私達は、間違いなく「記録」を目的に写真を撮っていると言えます。

ところが、「真似しちゃいけない素人写真の悪い例」のほとんどは、「記録を残したい」と思うあまり、何だかやたらと「説明調」に陥ってしまうことと大いに関係しているのです。

クリスタルでは、単なる記録としてだけではなく、あなた自身がかっこいいと思う、素敵だと思う「演出」を加えることによって、「表現としての写真」にもちょっと踏み込んでみたらどうでしょう?と提案したいのです。

というわけで、きょうの写真(左下)を見てください。これは公衆電話を撮ったものですが、この場合の「演出」は、これをリカーストアのポスターと組み合わせていることです。でもこれじゃあ電話全体の形や大きさはわかりませんよねぇ。

では右下のボツ写真を見てください。こちらからは、電話の形や大きさなど、全体像がかなり正確に伝わってきます。これがいわゆる「説明写真」です。え?これじゃ「日の丸写真」じゃないか?「無駄が多い写真」にも似てる?正解です。これらはみなさん親戚同士ですから。合言葉は「説明したい」です。

ボツ写真の公衆電話は、「ボクはこんな感じなんだよー」と主張しているわりには、ちっとも魅力的に見えません。それは「演出」に欠けるからでしょう。そこにあるものをそのまま説明するのではなく、「演出」を加えることでより魅力的に見せる、それも写真の楽しさだと思います。