12/14/2005
素人写真から学ぶ - ミクロ写真


きょうは、「素人写真から学ぶ」の4回目、「ミクロ写真」を説明します。もうきょうは最初からボツ写真を公開しちゃいましょう。右下の写真を見てください。はい、百聞は一見にしかず。これがミクロ写真でございます。オワリ。

…じゃなくて、これは旅行中などに有名な建物と一緒に人を撮る時に起こりやすい現象(?)で、建物はどどーーん!と写っている(←つまり建物の「説明」は十分)のに対し、あれ?かんじんの人はどこ…?と探さないとわからないほど豆ツブ状態になっているものです。

でもきょうのボツ写真程度で「わーミクロってやだわー」なんて思った方、実はもっと強烈な(?)爆笑物のミクロ写真があるのです、うちのアルバムに。私が撮った妹の超ミクロ写真で、こりゃもう最高(?)なのです。ところがきょうスキャナーが壊れていることが発覚し、ここでお見せするとが出来なくなりました…む、無念。(違)

あ、じゃあきょうのボツ写真は何?と思った方、実はコレ、どっかから拾ってきました。す、すみません…(汗) ちなみに私の爆笑写真の方がこれよりずっとひどいです。(変な自慢)

では、「人+建物」を撮る場合に、人をより魅力的に見せる方法は何でしょう?私が実践していることは、

  1. 建物と人、人と自分の間にそれぞれ距離を置く
  2. 望遠(ズームイン)にする
  3. フォーカスロックを使う


の3つです。建物をどれくらい入れたいか、人をどのくらいの大きさにしたいか、といった建物と人のバランスは、1番目と2番目を調節しながら決めていきます。

きょうの写真(左下)は笑顔の素敵な矢野顕子さんです。ここでは彼女を大きく撮りたかったので、後ろの建物は「ニューヨークのアパートかしら」とおぼろげに(?)わかる程度にしました。 1番目で言うと、アパートと彼女の距離に対して、私は彼女からかなり離れたところから撮っているわけです。(アパート全体も入れたい場合は、アパートと彼女の距離をもっと離し、更に自分がしゃがむことでアングルを調節します)

なぜ被写体から近いところで広角(ズームアウト)で撮らずに、わざわざ離れて望遠(ズームイン)で撮るのかと言うと、この方が建物に対して人を大きく撮ることができるからです。また望遠にすることで写真に奥行きが出るため、人が主役、建物は脇役、ということも明確になります。(広角はこの逆で、画面全体がフラットになります)

3番目のフォーカスロックとは、デジカメユーザーなら是非知っておきたい簡単テクニックです。デジカメは、ディフォルトのままだと画面の「真ん中」にピントを合わせるように設定されています。なのできょうの写真のように人と背景が距離的に離れている場合、もし背景の方にピントが合ってしまうと主役となるべき人がぼやけてしまうという問題があります。

この写真のアパートのように、画面の真ん中近辺にあるからといってここにピントが合っちゃ困るのよ、という場合、ピントを合わせたい人を真ん中に置いて半押しにし(ここでピントをロックする)、その状態のままカメラを動かして撮りたい構図に戻してからシャッターを押す、という方法を使います。これがフォーカスロックです。

◆矢野顕子さんの写真は、『Healthy Days』(オレンジページ社)でご覧になれます。