07/04/2006
最も安定した角度で撮る


時差ボケのおかげで(?)独立記念日の朝早くに起きてしまったため、「チェック編」第二弾へ一気に進んでしまいましょう。今回は、「最も安定した角度で撮る」ために、カメラの正しい位置をチェックします。これを気をつけている人といない人とでは、特に建物を撮った時に違いがはっきりと表れます。やり方は簡単で、

  1. カメラを地面に対して水平に持つ
  2. そのまま左右の角度を変えずに、すすぅーっと撮りたい位置まで上げる
  3. 撮る


の3つを実行するだけです。本当に簡単ですねー。(いつも言ってますが)

建物というのは、高くなればなるほど斜めに反っていくように見えるものです。四角い建物が、どこまで上に行ってもやっぱり真四角に見える、なんてことはあり得ません。このため、高い建物を撮る時に何も考えずにがばっとカメラを上に向けてしまうと、建物の斜めの線に惑わされて、カメラまで無意識に斜めに構えてしまうことがあります。 下の2枚の写真を見てください。左は垂直、つまり上のステップを踏んできちんと真っ直ぐに撮ったものです。一方、右は、カメラがちょっと左に傾いてしまったものです。





ではじゃまな線を消して、もう1度、写真だけを見比べてみましょう。左の写真の方が、角度のバランスがいいことがわかります。そう、人は、自分が垂直に立った時に見える角度に最も安定を感じるものなのです。そして、なぜかこれが最もシャープでカッコ良く見える角度でもあるんです。





都市の風景とは、いわば直線があらゆる方向に斜めに走っている状態です。それを安定した角度ですっきりと、かつカッコ良くまとめるには、常に「見えない垂直線を頭の中に描き」つつ、フレームの左右を結ぶ線が地面に対して平行になるように撮ることが重要です。